前々から気になっていたRyzen4000搭載のラップトップの中でも、コスパの高そうなHPのノートENVYx360(15インチ)を購入した。
当然の如くWin10がプリインストールされているが、Ubuntu20.04をインストールし、デュアルブートできるようにした。
導入は、GUIでポチポチやるので簡単だが、新型のCPUであるためか、いくつか問題点が残ってしまったので、以下に記載する。
購入を検討している方への参考になれば嬉しい。
1. スクリーンの明るさ調整ができない
GUIからも、ファンクションキーからも無理である。 これはRyzen4000に関する、Linuxカーネル側の問題で、時期に解決される見込みのようなのでそれほど懸念事項ではない。 discourse.ubuntubudgie.org ちなみに、キーボードのバックライトの明るさ調整は、ファンクションキーから問題なく行える。
2. スピーカーが4つあるのに、2つしか使えない
HPのノートは地味にスピーカーが充実していて、ENVYシリーズでも前後左右4つのスピーカーが搭載されているが、 Ubuntuでは2つしか認識しないため、単なるステレオになってしまううえに、音質もWindowsと比べると悪い。 askubuntu.com 軽く調べてみたが、Bang & Olufsenのスピーカーをのせたラップトップでは音質が悪くなったり、スピーカーが認識されない問題が頻発しているようだ。 ドライバーはプロプライエタリだろうし、解決は期待できなさそう。2016年からすでにこの問題があったのに直ってないっていうのがね…
3. ノートを一旦閉じて、Suspendに移行すると飛行機モードがONになる。
askubuntu.com どうもHPのノートに共通する問題のようだが、まだ解決策を試していない。
4. USB Type-Cで接続するタイプの追加ディスプレイが認識されない
テレワーク用に買った、追加ディスプレイが全く認識されない。ドライバーの問題と思われる。
納得いかないのは、3年前に購入したDellのノートブックではちゃんと動くところだ。どうなってんねん。
5. powertop, tlpを動かすとハングする
あまり調べても他の事例が見つからなかったので、私だけの症状かもしれない。 そもそも最近のUbuntuでは、こういうソフトを使わなくてもバッテリー持ちは十分だと思うので影響度は軽微か。
6. 指紋認証のセンサーが邪魔
別にUbuntuの問題ではないが、重要な位置に使わないキーがあるのがもったいない。ここにCtrlキーがあったらよかったのだが…
最後に
色々問題もあって、だましだまし使っているが、物自体は悪くない。 細かい点を気にしなければ十分使えるレベルだし、開発したりブラウジングする分にはなんの問題もない。 今後も大事に酷使していきたい。
しかし、3年前に購入したDellのノートブックのではなんの問題もなかったが、やはりHPxRyzenという組み合わせはUbuntuに向いていないのかも。