糞の山の上ホテル

人生に絶望したコミュ障クズが、糞の山を築き上げるブログ

アメリカの博士課程

先週まではドイツなど、ヨーロッパの大学院を考えていたものの、 色々あって、アメリカの博士課程にダメ元で出願してみようかという気がしてきた。

理由は下記の通り

  • GPAは糞だが、その分野の第一人者と言われる先生方との査読付き論文を一本持っているのはアピールポイント
  • 幸い元指導教官が、アカデミアに戻ることに理解を示してくれているので、推薦状が貰えそう(世界で屈指の研究者からの推薦状がもらえるのはかなり強い)
  • そうすると奨学金がもらえるかもしれないという希望+数学系などの人文系ならTA/RAで金を稼ぐという手はあるので採用側もそこまで選別が厳しくないのではないかという希望的観測。
  • なんだかんだ言ってアメリカのアカデミアは最強だし、幅が広いのでPDでの職探しの点ではかなり有望
  • ドイツの大学院は、ほんの一部(TUMとか)を除くと微妙な選択肢なんじゃなかという気が。前回述べたような利点はあるものの、アカデミックなキャリアという点で考えるとアメリカのほうが好ましい気がしてきた。
  • 私の肌感覚としては、ヨーロッパの大学院で学位を取りましたという教授はあまり聞いたことがない。アメリカに行っていた教授はたくさん知っているが。
  • ドイツの大学院に応募するにしても来年の3月頃が応募の締め切りになるところが多い。従って、アメリカ大学院に応募した後に保険のために受ければよい。
  • 今から準備してもギリギリGREは間に合うかもしれない(実際昔から試験勉強だけは得意なので)
  • IELTSのスコアがあと6.5と微妙に足りないが、今年3月に受けた時より英会話レッスンなどを積み重ねてきているので次で受ければ OA7.0以上を取る強い自信がある。

というわけで、ヨーロッパという安易な選択肢に惑わされずに、やはり準備が大変でもアメリカの大学院を志望してみようかと思う。ダメならダメでヨーロッパに行けばよいのである。世界トップレベルの大学はたくさんあるし、ヨーロッパで学位を取得する人間があまりいないという点の希少性に繋がる(もちろん、それを具体的にどのような付加価値にできるかは私次第である)。また、やはりヨーロッパという文化的に洗礼された環境での生活は魅力的だ。その一方でアメリカと比べ国外の人間、特にアジア人を受け入れられる度量がないというのも事実なのだろうが。結局どこに行ったところで言語的なハンディを持つ以上、苦労するのは仕方ない。しかし、自分にはその苦労というのがお金を払ってでも手に入れたい価値のあるものにしか思えないのである。

というわけで今週からGRE対策+IELTS最後の追い込みを始めようかと思う。